2009年12月12日

シークレットサンタ

こんにちは☆
ご訪問有難うございます

先日、夜のお店のお客様に、シークレットサンタのお話を聞きました
全米では有名なお話みたいですが、素晴らしいお話だったので、初めて聞く方に…


お金がなくお腹が空いたラリーは、行き詰まっていました
どうにもならなくて、無意識のうちにふらふらとレストランに入ってしまい、注文して食べてしまいました
もちろんお金はない、無銭飲食である事を言い出せずにいたら、ふとシェフが現れ…
『これ、落としましたよ』そう言って20ドル紙幣をラリーに渡しました

『あぁ…どうも』と言って受け取り支払いをしました

暫くしてラリーは、起業をしたりしても困難に迫られ、生活に困り、とうとう銀行強盗をしようとピストルを持ち、銀行まで行きました

ピストルを抜こうとしたその時…

窓口で子供が行員に出した物が見えました

『20ドル札だ…』
以前シェフがしてくれた暖かい施しが、フラッシュバックして、『駄目だ、こんな事をしちゃ…』

こうして愚考を思いとどまる事が出来ました


それから数年後、少しずつ仕事も順調になり、僅かならがも貯金も出来ました

それでも、生活が苦しい事には変わりありません

今日はクリスマス
街は賑やかな装い…
しかし街には、お金が無く、食べる物もない人や、子供にプレゼントを買ってあげられない人が、沢山いる…


ラリーは、なけなしの貯金をおろし、困っている人に20ドルを渡して歩きました
こうしてシークレットサンタが生まれました

『久し振りにまともな食事が出来ました、ありがとう!』

『これで子供にプレゼントを買ってあげられる…本当にありがとう』

皆、感謝し涙を流して喜びました

暫くして妻がラリーに、『通帳からお金がなくなってるんだけど、何に使ったの?』と聞きました

決して生活が楽な訳ではなく、本当の事が言えず…
『実は落としたんだ』と嘘をつきます

それからも毎年ラリーは、シークレットサンタを続けました
すると不思議と、これを始めてから仕事が順調になり、少しずつ蓄えが出来る様になりました

そしてそれを、困っている人に与え続けました

素性を明かさないこの善意が、だんだん街の噂になり、ラリーの妻の耳にも噂が聞こえてきました

話を聞くと、人間像がラリーに似てる…



Posted by ☆アザレチャン☆ at 15:23│Comments(0)
 
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